鏡のエッジ加工の選び方 | 安全性・美しさ・用途に応じた選び方まとめ

ご注文いただいた「鏡」は、実はとても大きなガラスの素板から、お客様のご希望サイズに合わせて切って製作されています。
鏡を切る際には、専用の大きな機械を使ってガラスの表面に切れ目(ニュウ)を入れます。
そして、板チョコを割るようにパキッときれいに割って仕上げています。
コーワでは、切っただけの鏡のことを「割っただけ」と呼んでいます。 この「割っただけ」の鏡は、切断面(エッジ)が鋭く、そのまま浴室などで使用すると、体が触れた際にケガをするおそれがあります。
そこで、鏡の断面(エッジ)を削ったり、磨いたりして加工を施すことで、安全性を高めたり、見た目の美しさ(装飾性)を加えることができます。
この記事では、エッジ加工の種類や特徴、さらに使用場所や目的に応じて、どの加工が適しているかをご紹介いたします。
「どれを選べばよいか迷っている…」という方も、この記事を読めばきっとスムーズに選べ るようになるはずです。
ぜひ参考になさってください。
そもそもエッジ加工とは?
鏡のエッジ加工とは、鏡の断面(縁)部分の仕上げのことを指します。
「割っただけ」の状態では、エッジ部分は割れたガラスと同じ ように鋭く、手で触るとケガをするおそれがあります。 また、角が欠けやすくなっていたり、すでに小さな欠けがある場合もあります。
このような状態の鏡は浴室には不向きですが、加工に手間がかからないため価格を抑えることができ、額縁に収めて使用するような場合には、問題ないと考える方もいらっしゃいます。
一方で、エッジ部分を磨く加工を施すこともできます。
おそらくご家庭にある鏡の多くは、エッジが綺麗に磨かれているのではないでしょうか。
それでは、どのようなエッジ仕上げがあるのか、詳しくご紹介いたします。
エッジ加工の種類
割っただけ(切りっぱなし)

鏡を切断したたままの状態です。
指を切る危険がありますので軍手をするなど、注意が必要です。
カケが起きやすく見た目も悪い場合もあります。
安価ですが、取り扱いに注意が必要です。
🔷適した用途
・枠や額縁に入れて使用する鏡など。断面が露出しない場合
角すりつぶし(糸面取り/手切れ防止)

割っただけの状態から、安全のため機械でバリ(ギザギザ)や尖りを面取りします。
白くざらついた仕上げになりますが、割っただけの状態より安全性が増します。
🔷適した用途
・枠や額縁に入れて使用する鏡など断面が露出しない場合
・危なくなければ見た目も気にしない場合
角磨き仕上げ

小口部分も、面取り部分もきれいに磨き安全のため、四隅の角も小さく落としています。
壁に貼って使用する姿見にも最適で、もっとも良く選ばれています。
🔷適した用途
・そのまま壁などに設置する鏡
・浴室ミラー
・枠に入れないミラー全般
幅広面取り仕上げ(べべリング/テーパー)

鏡の表面を斜めに削り、艶出しまで磨き上げた豪華な仕上げです。
光の反射で面取り部分が輝き、見た目の美しさもあります。
面取り幅が広いほど高級感が出てインテリア性が高まります。
細い幅で面取りをしてもさりげなく綺麗に輝きます。
🔷適した用途
・玄関などの姿見
・インテリアミラー
・洗面台ミラー
・店舗装飾用のミラー
極上艶出し仕上げ

さらに、鏡のツヤにこだわりたい場合には、「極上艶出し磨き」という加工もございます。
艶出し加工は、艶が出るまで研磨した極上磨きです。
角磨き仕上げでも充分綺麗ですが、さらにツヤツヤキラキラになります。
鏡を主役にしたい場合に、おススメの加工です。
(画像はアーチミラーの艶出し仕上げです。)
この加工は別途お見積りとなりますので、ご希望の場合はお問合せください。
▶️お問合せはコチラ
https://mirror.kowa-j.co.jp/form.php
用途別のエッジ仕上げのおすすめ
まとめ
いかがでしたか?
エッジ選びのヒントになれば幸いです。
実際に仕上げを見てみたい場合は、エッジ仕上げのサンプルもご用意しております。
ご希望の方はお気軽にお問合せください。
(ご注文されたカットサンプルを弊社までご返却いただくと、お支払いいただいた費用全額ご返金いたします。)
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